井上裕起「salaMandala / RIDE」
サンショウウオをメインモチーフに、造形・彫刻作品を制作する作家「井上裕起」さんの個展にお伺いしました。会場は六本木ヒルズのA/Dギャラリーです。
アーティストコメント〜井上裕起
私の作品の根幹となるテーマは「進化」である。
モチーフとして扱っている生物はその生涯において一定の時期が訪れると変態するが、その境界線を越える瞬間に希望と覚悟を感じ、彼等を通じて人間の成長や人類の進化を想像する事が私の創作活動の源になっている。
私は制作を始めた当初から石を用いて来たが、近年はより自由度の高い造形を求めて化学的な素材へと移行してきた。
この物質の変化は単なる素材の変更という事にとどまらず私自身の「進化」の過程であり、日本という国に受け継がれてきた伝統や伝承を重ね合わせる事によってより新しいものへ発展させようという試みでもある。
立体作品
会期中盤でのお伺いでしたが、立体作品は販売好調で大作以外は完売しておりました。
可愛らしい作品が多く、女性客からの支持も厚かったです。
ジークレー作品
プリント作品ですが、30エディション限定のジークレープリント作品はお求め易い価格でした17280円(税込)。
ギャラリー内の世界観は統一され、サンショウウオに飲み込まれたような感覚になりました。開催概要
井上裕起 「salaMandala / RIDE」
会期:2018年6月1日(金)〜2018年6月24日(日)
時間:12:00〜20:00
会場:roppongi hills A/D GALLERY
入場:無料