【超絶技巧】田中智(Tomo Tanaka)ミニチュアワールド「もっとそばに〜Face to Face〜」@ポーラミュージアムアネックス

田中智

銀座「ポーラ ミュージアム アネックス」で開催されている田中智さんの個展にお伺いしました。
会場内はスマホカメラのシャッターオンがあちこちで鳴り、インスタ用の写真狙いの女性がたくさん来場しており、田中智さんの人気をダイレクトに感じました。

 

「もっとそばに〜Face to Face〜」

ミニチュアワールドなので、通常のギャラリーとは展示が随分と違いました。基本的には百貨店の高級時計やアクセサリー売り場のように、ショーケースに収められた作品を鑑賞していきます。

ご覧の通り、作品は非常に小さいです。

ショーケースに収められた作品を肉眼、或いは会場で貸しだしているルーペで見ていきます。

スイーツや食品関連の作品が多く、女子向け狙い、インスタ映えを意識した作品構成です。

もう本当に小さくて、最初はその世界に驚きを感じますが、次第に作成する裏側を意識していき、驚きよりも労の多い仕事内容に想像力を使って行くことになります。

これはスニーカーなんですが、細い靴ひもが結ばれているところも再現されていてため息が出ます。

会場内の撮影はOK。大きさを比較出来るように、アクリル版越しに指をかざすスポットも用意されています。

これ、実際に料理として作れないですよね。ミニチュアだからこそ出来る芸当。

おせちなんか驚愕レベルのパッケージ感です。

拡大してみました。一つ一つ料理人のように作っていることが分かります。

作成手順

会場内に制作の手順を展示しているコーナーがありました。実際に細かい作業の積み重ねであることが分かります。

江戸前鮨の作り方

材料一式

①器を作る ②米のもとを作る ③シャリを作る

④寿司ネタの原型を作る ⑤寿司ネタを複製する

⑥軍艦巻きを作る ⑦寿司ネタの着色

⑧江戸前寿司仕上げ

拡大写真です。

拡大してみました。

 

ぶらり途中下車の旅

日本テレビ系の番組「ぶらり途中下車の旅」の2018年5月26日放送回でも紹介されました。

小島奈津子さんが極小ミニチュアの世界に驚きながら、ご本人も登場して説明していました。

お米用の(0.5mm)とゴマ用(0.3mm)の違いを解説中。

会期終了間際にテレビで紹介されたということは、とんでもない混雑になることでしょうね!

番組内で紹介されたところによると、田中智さんは以前トラックの運転手をお仕事にされていたそうですね。ワイルドな世界から繊細な世界に・・・、面白いですね。

まとめ

女性的な細やかさ、と思いきや田中智さんは男性の作家さんなんですよね。日本人らしい緻密な作業の繰り返しで生まれる作品は、世界的にも評価されていくべきカテゴリだと思いました。これからも幅広い作品の展開に期待したいところです。

素晴らしい展覧会でした。拍手!

概要

「田中智 ミニチュアワールド『Face to Face』」もっとそばに」
会期:2018年4月27日(金)~5月27日(日)
開館時間:11:00~20:00 ※入場は19:30まで
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階

※観覧は無料です。