【個展】キム・チョンハク(Kim Chong Hak)@小山登美夫ギャラリー

キム・チョンハク

「韓国のピカソ」というギャラリストの方のご案内もあり、興味深く見させて頂いたキム・チョンハク氏の個展。81才というご高齢にも関わらず、今も書き続けていらっしゃるようです。

小山登美夫ギャラリーの贅沢な空間に負けない筆力ある作品です。

白を大きく使った作品が印象的です。

色使いも素敵です。

構図も独特ですね。

黄色の小さな花がワンポイントの小品が気に入りましたが、既に売約済みでした。

小山登美夫さんのキュレーション力にはいつも敬服致します。

作家プロフィール

キム・チョンハク(Kim Chong Hak)
1937年新義州市生まれ。1987年より韓国の束草(ソクチョ)市及びソウルに在住、制作活動をしていましたが、近年は釜山を拠点としています。
ソウル大学校にてペインティングを専攻し、1962年同大卒業後、1968年~1970年には東京藝術大学で、1977年にはニューヨークのプラット・インスティテュートにて版画技術を学びました。主な個展として、村松画廊(東京、1970年、1974年)、ギャラリーヒュンダイ(ソウル、韓国、1998年、2004年、2012年、2013年)、Johyun Gallery(釜山、韓国、1999年、2015年、2016年)、Galerie Gana(パリ、フランス、2006年)、Gana Art Center(ソウル、韓国、2006年)などがあり、2011年には韓国国立現代美術館 果川館で大回顧展を行いました。主なグループ展としては、パリ青年ビエンナーレ(パリ、フランス、1964年)、「韓国現代絵画展」(東京国立近代美術館、東京、1968年)、サンパウロビエンナーレ(サンパウロ、ブラジル、1973年、1975年)、「83Invited Exhibition of Contemporary Art Museum」(韓国国立現代美術館、ソウル、1983年)など、近年では「In Between」(錦湖美術館、ソウル、韓国、2014年)、「The Muse, Her-story」(煥基美術館、ソウル、韓国、2016年)があります。
作品は、韓国国立中央博物館、韓国国立現代美術館、サムスン美術館リウム、韓国、ソウル市立美術館、釜山美術館等、多くの美術館がコレクションしており、現在、釜山にキム・チョンハク美術館設立(建築家の隈研吾氏設計)が計画されています。