REBORN ART FESTIVAL in TOKYO@ワタリウム美術館

REBORN ART FESTIVAL in TOKYO

外苑前の美術館「Watarium(ワタリウム)」で開催されている「REBORN ART FESTIVAL in TOKYO」に行ってきました。

 

東北初の「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル2017」(7月22日-9月10日)が開催され、好評を博しました。

本展では、ステージを東京に移し、石巻市・牡鹿半島での展示を再構成して展示します。

2011年3月11日の東日本大震災から6年が経ちましたが、牡鹿半島を訪れるたび、陸と海の間に立ちはだかる巨大な壁、防潮堤はどんどんと高くなり、最近では新しい国境のようにそびえ立っています。20世紀に少しずつ崩壊した世界各地の国境が、今度は再びつくられようとしていることと、何か関係があるのかもしれません。

「リボーンアート・フェスティバル2017」に参加してくれたアーティストたちの作品や表現が、不思議と思えるほどそのことに繋がっているのに驚かされました。今、世界中が緊張感につつまれています。国境を巡る問題、多発するテロや紛争、止まらないミサイル、行き場を失う難民や移民。日本も蚊帳の外ではいられないはずです。

石巻市街地や、牡鹿半島の大自然の中で繰り広げられたさまざまなアートの試みは、奇跡の美しさを創り上げました。そこ(またはここ、あそこ)で何が起きていたのか? この秋、みなさんといっしょに考えてみたいと思います。現地を体験できなかった方へ、もちろん足を運んでくださった方のために、ネクストステージとして、本展をここに発表します。

 

 

まとめ

「リボーンアート・フェスティバル in東京」は、自然の中で展開されてきたアートを東京で鑑賞出来る意義のある企画です。

前に向いて動いていこうという明るさやパワーが感じられて元気が出るような展覧会でした。石巻には行けなかったため今回は東京で見ることになりましたが、次回は東日本大震災の被害に遭われた地で行われる本展に足を運んでみようと思っています。

概要

REBORN ART FESTIVAL in TOKYO

会場:ワタリウム美術館
会期:2017年10月20日[金]〜12月10日[日]
休館日:月曜日(12/4は開館) 開館時間 11時より19時まで[毎週水曜日は21時まで延長]

入場料:大人 1,000円 / 学生[25歳以下] 800円 ペア割引:大人2人 1,600円 / 学生2人 1,200円 / 小・中学生 500円 / 70歳以上の方 700円

主催:ワタリウム美術館Reborn-Art Festival実行委員会 / 一般社団法人APバンク

会場:ワタリウム美術館 2階、3階、4階