nine colors ⅩⅣ
若手美術作家を積極的に提案する西武渋谷の企画展「nine colors ⅩⅣ」に伺いました。
本展は、今回で14回目を迎えるグループ展で、平面表現を追求する9名のアーティストによって開催されるものです。
勢いのある9名の若手作家の中にあって、ひときわ注目を集めていたのが長島伊織さん。出品された8作品は初日で完売となっていました。
長島伊織さんは、武蔵野美術大学を卒業されて間もない若手作家で、井田幸昌さんのスタジオでアシスタントとしても活動されています。
どことなく井田幸昌さんからの影響を含むような絵画スタイルを感じますが、多少の意識もあるのか、支持体にはキャンバスではなくボードを使用しており、師匠との距離を取っているようなニュアンスを感じます。
20代前半の若さもあり、今後どのような絵画を追求していくのか、非常に興味深い若手作家であります。
概要
nine colors ⅩⅣ
期間:2020年7月14日(火) 〜 8月10日(月) ※会期中無休
時間:10:00〜20:00
会場:西武渋谷店 B館8階=美術画廊・オルタナティブスペース
参加アーティスト(五十音順):小谷くるみ・髙木よ紫ノ・高山夏希・冨安由真・長島伊織・ 三鑰彩音・水戸部春菜・吉田明恵・吉野もも