松山智一「WESTBUND 2019」
上海で開催された国際的なアートフェア「West Bund Art & Design」に伺いました。
出展していたギャラリーKOTARO NUKAGAでは、国際的なアーティスト松山智一さんの作品が個展形式で展示されていました。

松山智一さんはニューヨーク在住の日本人アーティスト。
ファッション誌のモデルやインテリア、日本の伝統絵画や西洋の近代絵画からの引用など、モチーフとするものにオリジナリティは無い一方で、ひと目見て松山作品と認識することの出来る独特の作品を発表しています。
オリジナリティを「引用」・「編集」することで、新たなオリジナリティを生み出すということです。

特徴的な作品タイトルは、楽曲の歌詞から抜き取ったものをそのまま作品に当てているように付けられているそうです。

















作品はほぼ完売。大型作品は800万円、彫刻作品は1500万円ほどの価格感です。数年前よりかなり値上がりしている印象です。下写真の最も小さな作品でも150万円ほどの価格です。
情熱大陸で放映されて以降、問い合わせが多く寄せられているようで、購入者の多くは日本人だったとのお話し(ギャラリスト談)。
会場では、来場者の注目を集め、スマートフォンで写真を撮る来場者が多く見られました。特に若い女性からの注目を集めていたように思います。
松山さんとしては珍しい立体作品を真ん中に、抽象・具象の大型ペインティングで構成された本展は、素晴らしい鑑賞空間でした。
現在、東京・新宿駅という公共空間で、彫刻作品の制作が進行中とのことです。こちらも楽しみですね。
Shinjuku Station Public Art, Tokyo (2020)
316ピースのステンレスを組み合わせた高さ8mに及ぶ彫刻が、花模様で彩られた地面の上に出現する予定。
今回は、ビジネスマンや観光客で混雑する新宿駅に、自然と季節感を大切にする日本の伝統的な「花鳥風月」の美意識を組み合わせるという。
「東京2020オリンピック・パラリンピック」の年に公開されるこのインスタレーションは、東京の新たなランドマークとなるだろう。