【合同展】著名作家の空間に切り込む若手作家〜「Door Into Summer / M’s collection +」@MAHO KUBOTA GALLERY

Door Into Summer / M’s collection +

MAHO KUBOTA GALLERYで開催されていた展覧会にお伺いしました。
東京では梅雨入りした直後のタイミング。
「Door Into Summer」という響きの良いタイトルですね。

Door Into Summer / M’s collection +

リキテンシュタインやカッツなどの大御所作家に並び、以前から注目している作家、安井鷹之介さんの名前がクレジットされていましたので楽しみにしておりました。
藝大の修了展で拝見した圧倒的な展示は脳裏に焼き付いております。

展示風景

対面する壁面2ヶ所に展示されていた安井鷹之介さんの作品。
123cm×92.5cmの大作《John Lurie》が作る存在感が印象に残りました。

安井鷹之介《John Lurie》2019年 石膏、綿布、アクリル絵具、パネル

展示風景

安井鷹之介《Waiting Man》2019年、《Islander’s #2》2019年

安井鷹之介さんの作品は、世界的な美術作家に負けじと存在感を示していました。

右:リキテンシュタイン《Entablature Ⅸ(Corlett 146)》1976年※非売品

安井鷹之介《Color Lily》2019年

安井鷹之介《Islander’s #5》2019年

アレックス・カッツ《Untitled(White Rose)》1965年 ※非売品

展示風景〜中央:ブライアン・アルフレッド《Kachimushi》2019年

ガイ・ヤナイ《Two Sailors》 2017年 ※非売品

ローレル・ナカダテ《Stay the Same Naver Change》 2007年 Cプリント

ギャラリー奥にも《Islander’s シリーズ》が展示販売されていました。

ギャラリー空間は、安井さんの作品によって制圧されているような空気を感じました。
安井さんの大作《John Lurie》は、青シール(リザーブ)が付いていました。
画像では伝わりにくいですが、アクリルと石膏、綿布が作り出す作品のマチエールがとても良くて、この先が楽しみな若手作家さんです。

それにしても、本展のような展示を演出するMAHO KUBOTAさん、サスガですね!

概要

Door Into Summer / M’s collection +
会場:MAHO KUBOTA GALLERY
会期:2019年06月07日(金) – 2019年06月29日(土)
時間:12:00〜7:00pm ※休廊 日曜・月曜・祝日
出展作家:アレックス・カッツ、ブライアン・アルフレッド、ガイ・ヤナイ、ローレル・ナカダテ、小宮太郎、安井鷹之介