【修了展】絵画の楽しさがほとばしる!〜東慎也「京都造形芸術大学 大学院修了展」

京都造形芸術大学 大学院修了展

京都造形大学の卒業展・修了展にお伺いしました。

筆者が最も印象的だった作品の作家さんがこちら、京都造形芸術大学の大学院生、東慎也(Shinya Azuma)さんの作品です。

中央:《piss fight》2273mm×1818 oil on canvas 2018年

ひと目見たら忘れられない、力のある作品を目指して描いているという東さん。
日常生活で触れるニュースや情景をドローイングとして書き留めたものの中から油彩でタブロー化しているそうです。

踊るような筆の軌跡がカラフルな色彩によってキャンヴァスに描かれ、なんとも楽しい世界が広がっていました。

絵を描くのが楽しくてしょうがない!と感じる作品の数々。鑑賞者のこちら側も吸い込まれていくようです。

右:《monkey paradise》 410mm×318mm 2018年

描かれているモチーフはどこの世界なのでしょう?
空想の世界に誘われるようで、作家のマジックに掛かった被験者のようです。

左上:《altar of unknown》333mm×242mm 2018年

絵画ってこんなに楽しかったっけ?と、自由で伸びやかな作品の数々に嬉しくなりました。

アトリエでの講評会

鑑賞中に、中園孔二さんを思い出してしまいました。

絵を描く楽しさがこちらまで伝わってくるのは、横須賀美術館で見た中園孔二展以来のような気がして、ふと甦えってくる感覚がありました。

これからの活動が楽しみな作家さんです。

概要

2018年度 京都造形芸術大学 卒業展 大学院修了展
期間:2019年2月9日(土) 〜 2月17日(日)
時間:10:00-18:00
入退場自由 ※入場無料
会場:京都造形芸術大学 京都・瓜生山キャンパス