【個展】光のアート作品を我が家へ〜内林武史「オブジェ作品展 -星の街-」@新生堂

内林武史さんの個展にお伺いしました。会場は表参道のギャラリー新生堂です。

ギャラリー「新生堂」@表参道

内林武史さんは以前にも拝見していて、木材を使った電気的な作品を発表している面白い作家さんです。

性別でアートを語るのは好きではありませんが、仕掛けやギミックに魅了される男性ファンは多いのではないでしょうか。機械いじりが大好きな作家さんという印象です。

1階

本展は新生堂さんらしく、1階と地下1階に分かれた展示です。
1階は仕掛けを駆使した単品ごとの展示です。

1階の展示風景より〜あまり写真映えしないところが内林さんらしいです。

‎それぞれがスイッチを入れると何かが動いたり光ったり、楽しい世界が待っています。
作品を自分の手で触って動かすこともOKです。

《機械との対話》CDで音楽を再生したり、ラジオが内蔵されている楽しい作品

ビー玉を上から落としてぐるぐると回る奇跡を眺めます。

《空想の庭》

《Galaxy in a stone》息を吹きかけて電源を操作する仕掛け

《秘密の入り口-705》調光可能なコンセントに直差しする作品

ワンセグでテレビ放送、メモリーカードで音楽試聴、ラジオ受信機など、メディア装置として機能する作品たち

地下1階

地下1階は本展タイトルのように夜の世界に迷い込む設定。家の光や月明かりなどライティング作品が並んでいました。

《星の街の地図》

《Crescent Tower》

《星の街の地図》※部分

《星の街の地図》には黄色っぽく光る単体の《cosmos》と白く光る3連結した《galaxy》と2種類の家が配置されています。すべてが手作りで、幻想的な光が放たれています。
作品の素材は木製で、色が白く塗られています。家庭用のコンセント(白か黒より選択)式で、ON OFFのスイッチもついているので気軽に家庭で楽しめる作りです。LEDなので熱を持つ心配もなく、就寝時にずっと灯しているのもありでしょう。

中央が《galaxy》両脇に《cosmos》

椅子があったので、ずっと座って時間が過ぎていくことにも意識が及ばず、滞在させていただきました。
このフロアは、ブライアンイーノの楽曲が静かに流れていました。作品から放たれる仄かな光と調和して、空間を見事に統制する機能を果たしてくれていました。

光る作品を探していたこともあって、1作品収蔵させていただきました。他にも興味深い作品があり、しばらくしてから再訪しようと誓のでした・・・。

概要

内林武史
オブジェ作品展  -星の街-
Takeshi Uchibayashi Object Exhibition [Hoshi no Machi] 会場:新生堂
会期:2018年12月6日(木)~12月22日(土)
時間:11:00~18:00 ( last day ~17:00 )
日曜・祝日休み