「マルセル・デュシャンと日本美術」展を鑑賞しました。会場は東京国立博物館です。
便器にサインをしただけのインパクトある展示で有名なデュシャンですが、作家初期の絵画作品など、オーソドックスな美術作家の一面が作品によって見え、とても印象が良く受け止めました。
日本の美術
最後の展示ゾーンにはとってつけたような日本美術の展示ゾーンがありました。
デュシャンの作家人生を拝借して日本美術を語るそれは、非常に評判の悪いもので、興行的な面を考えて練られた企画のようでした。商業的な面が直接的に見えるのは、気持ちの良いものではありませんね。
デュシャンの展示が素晴らしく輝いていたからこそ、残念な取り組みに感じられました。
概要
特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」※公式サイトはこちら
会期:2018年10月2日(火)~12月9日(日)
会場:東京国立博物館(上野公園)平成館 特別展示室 第1室・第2室
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※金曜・土曜、10月31日(水)、11月1日(木)は21:00まで開館。
休館日:月曜日(10月8日(月・祝)は開館)、10月9日(火)
観覧料金:一般 1,200円(1,000円/900円)、大学生900円(700円/600円)、高校生700円(500円/400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り料金/20名以上の団体料金
※本展観覧券で、会期中観覧日当日1回に限り、総合文化展(平常展)も観覧できる。
※日本美術の作品は会期中展示替えあり。