【壁美人越え!?】額装作品を石膏ボード壁に飾る‘安くて安心&確実’なアイテム「キズが超小さいフック」が良い〜注意点も!

石膏ボード

マンションも戸建ても住まいの壁は基本的に「石膏ボード」が使われている場合が一般的でしょう。

そんな石膏ボードの壁に画鋲や釘を打ち付けると、小さいけれど修復不可能な「穴」が出来ます。小さいモノの結構目立つ穴です。

世の中便利なもので、穴の目立たない(というか、まず見えない)方法があるので不思議です。下記記事にもまとめた「ホッチキスの針を使った方法」によって、取り外し後も全く傷跡の見えないアイテムなのです。「壁美人」というアイテムです。

壁美人の打ち付け例と穴痕の比較〜画材屋店頭で撮影

壁掛け フック

壁美人はとっても頼りになる石膏ボード向けの固定器具です。素晴らしい商品ではあるものの、なかなか手が出せないのは価格面。2コセットで「883円(Amazon)」、1個あたり442円という割高なコストです。

そこで、今回する商品がこちらのウエルスジャパンの「キズが超小さいフック」です。

実際に壁に取り付けてみた

「キズが超小さいフック」を実際に取り付けてみました。

ホッチキスの打ち付けは並列に8つのホッチキスの針を並べて打つような仕様です。

壁美人より打ちやすい場所にあります。

壁美人のホッチキス針打ち込み数も「8つ」で同じ数ですが打ち込みの位置が異なることが分かります。

壁美人の打ち込み位置は四方に分散しているのでバランスが良いように見えます。

無事に8つを打ち込めば完了です。取付は簡単ですね!

フックの深さが若干浅いのが気になりました。太い紐で吊す際には少し気になるかも知れません。

上蓋を閉めて完了です。壁美人に比べて小ぶりな大きさです。

素材はプラスティックなので剛性感はあまり感じません。耐荷重は「5kg」。壁美人の「6kg」よりマイナス1kgですが、5kgもあれば充分だと思います。大きめの額縁作品であれば「複数使い」で対応しましょう。

 

「壁美人」と比較してみた

さて、「キズが超小さいフック」と「壁美人」の価格比較をしてみたいと思います。下記をご覧下さい。

  1. 壁美人:2コセットで883円(Amazon) ※1個あたりの単価@「442円」
  2. ウエルスジャパン「キズが超小さいフック」:3コセットで 523円(Amazon)※1個あたりの単価@「174円」!
  3. ウエルスジャパン「キズが超小さいフック」:6コセットで 744円(Amazon)※1個あたりの単価@「124円」!!

いかがでしょう?「キズが超小さいフック」を6コセットで購入すると1個あたり「124円」という価格。壁美人よりも圧倒的に安価!ということが分かるはずです。

残念なポイント

ただし、筆者的に1つの「難点」を見つけてしまいました。下記写真は「キズが超小さいフック」で作品を飾ってみた写真となります。何か気がつく点はありませんでしょうか?。

壁との距離は最上部で「2.7cm」も開いてしまっています。

そう、額縁の上部分を見ると一目瞭然なのですが、作品が壁から遠い距離に吊り下げられてしまう構造なのです。最上部で計測したところその距離は「2.7cm」。

一方の壁美人でも同じ作品で計測してみましたが「1.8cm」という計測結果でした。約1cmもの開きがあるのです。裏ゴムを使っても垂直に立て直すことが難しそうですね。

 

まとめ

余裕があるときには「壁美人」の耐荷重が魅力的ですが、「キズが超小さいフック」の安価な価格設定は圧倒的に魅力です。額縁の裏に隠れてしまう商品ですので、機能が満たせば金額勝負で選択するべきアイテムになるはず。

ただし、壁にピッタリと収めたいような方には「壁美人」に軍配が上がるでしょう。

「壁美人」か?「キズが超小さいフック」か?

使い方やこだわりで選択肢を選んでいきましょう!