展覧会の最終日
ずっと行きたいと思っていたにもかかわらず、結局最終日を迎えてしまって滑り込んだ三井記念美術館。最終日はどこも混雑するものですが、案の定エレベーター待ちの列が長く、入館まで20分ほど。さらに館内は非常に混雑していてなかなか思うように巡回出来なかったです。

驚異の超絶技巧!
「驚異の超絶技巧!」は2014〜15年に開催された「超絶技巧!明治工芸の粋」の第2弾企画。今回は明治工芸と現代アートを対決=対比してみせる企画です。
七宝、金工、牙彫、木彫、漆工、刺繍絵画、自在、陶磁など、ジャンルを渡る様々な日本美術作家の作品展示企画です。

数々の超絶作品
許された撮影可能作品はわずか2点でした。
まずは細かいバラの再現から舌まで表現されている猫が超絶的な花瓶です。初代宮川香山「猫ニ花細工花瓶」。


かたや現代の作品は1982年生まれの高橋賢悟の「origin as a human」。明治時代にはない素材「アルミニウム」を使った作品です。

その他の作品も超絶テクニックの作品が次々と展示されてノックアウトされます。果てしなく終わりの無い時間との闘いが想像されて、ホント尊敬です。

一番ビックリしたのがこちらのサンマ。なんと皿と魚が繋がっていて、1本の桜の木から作られたという作品です。凄すぎて、意味が分かりません。発想からして超絶!

前述のアルミニウムの作品も、生花を石膏で型どりしてアルミニウムを流し込んで鋳造するそうです。

以前個展を拝見した青山悟さんの作品も展示されていました。
青山さんは蓄光糸を使って、暗闇で光る刺繍作品です。とにかく細かい刺繍のテクニックは凄すぎますが、どういう環境で作られたのかも非常に興味深いです。暗闇でしか表現出来ない線や文字をどう縫い込んだのでしょうか?
https://burart.jp/satoru_aoyama-2017/
まとめ
滑り込みで行った甲斐があった展示でした。
とにかく微に入り細に入り作品制作における集中力が超絶的で、そのテクニックに酔った展示会でした。そしてそのテクニックを表現する前に、「何故これを作ろうと思ったんですか?」ということ、すなわち想像力でしょうか。作家のエネルギーというかパワーを浴びまくった展覧会でした。ブラボー!