Whitestone Gallery
Whitestone Gallery50周年、新館オープニングというタイミングで開催された小松美羽さんの個展に行ってきました。既に開催中盤に差し掛かった11月23日勤労感謝の日、出展作品はなんと全て完売!ということで、いやぁ、驚きました・・・。
小松美羽(Miwa Komatsu)
小松美羽さんは大作が多いイメージでしたが、今回の個展では比較的小さな作品も多くラインアップされていました。販売価格としてはおよそ「1号=66,000円」ということで、3号ほどの小作品でも20万円というなかなかのお値段っぷりを見せておりました。
既に狩りが終わったギャラリーは祝日でも閑散としていて、逆にゆっくりと見られて良かったと、開き直っておりました。写真も撮ってOK、ということでしたので、存分に満喫してきた次第です。
作品
どちらかというとイメージが先行している小松さんですが、作品をじっくり見ると非常に繊細で緻密な作品作りの痕を確認することが出来ます。
細かい点や線の塗りもそうですが、巧みに操られた色彩感覚に驚かされます。
金や銀、ピンクや水色といった旧来の価値観ではなかなか出来ない組み合わせの色が、妙にバランス良く配置されています。
個展の中の作品も、バランス感を意識してか、意図的に方向を変えていくチャレンジも見て取れて、好感が持てます。
1人でゆっくりと見ていたので、ギャラリーの方とは色々とお話しすることが出来ました。小松さんはWhitestone Gallery専属の作家さんと言うことでしたので、今後もこの場所で違う作品に巡り会うチャンスがありそうです。
龍や狛犬があちらこちらに飾られていて、パワースポットのような場所になっているように感じました。
まとめ
人気の作家さんと言うことで、販売は非常に順調そうな様子です。
一方で、作品はどれもキチンと誠実に作られたもので、非常にクオリティが高いレベルを感じました。流行に踊らされない心の強さを感じることが出来ました。今後どういった方向に行くのか?今回の展覧会で示されたビジョンは用意されていなかったようですが、今後益々活躍されるだろう注目の人です。頑張って欲しい作家の1人ですね。
概要
『Whitestone Gallery 創業50周年記念:銀座新館オープニング展小松美羽特集』
2017年11月18日(土)~12月3日(日)
会場:東京都 Whitestone Ginza New Gallery
時間:11:00~19:00
定休日:月曜
Burart スコア
作品点数:★★☆
企画・構成力:★★☆
レア(稀少):★★★★
混雑:★
グッズ・作品購入:★
コストパフォーマンス:★★★☆ ※無料
オススメ度:★★★★
※あくまでも筆者の主観です。作品の評価ではありません。