【個展】ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館

ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館

現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター(1932年ドイツ生まれ)。
日本の美術館での個展は、2005-2006年にかけて金沢21世紀美術館・DIC川村記念美術館で開催されて以来、実に16年ぶり。
また東京の美術館での大規模な個展は今回が初めてとなります。

リヒターは油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡など多岐にわたる素材を用い、具象表現と抽象表現を行き来しながら、人がものを見て認識するということについて取り組み続けてきました。本展では、財団コレクションおよび本人所蔵作品を中心に、最新作のドローイングを含む貴重な作品約110点もの多様な作品を通じて、2022年に90歳を迎えたリヒターの、60年におよぶ画業をたどります。

《ビルケナウ》

幅2メートル、高さ2.6メートルの作品4点で構成される巨大な抽象画《ビルケナウ》は、ホロコーストを主題としており、近年の重要作品とみなされています。出品作品のなかでも最大級の絵画作品である本作が、この度、日本で初めて公開されました。

ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》左から(CR: 937-1)(CR: 937-2)(CR: 937-3)(CR: 937-4)2014年 ゲルハルト・リヒター財団蔵

展示空間

《ビルケナウ》のモチーフとなった写真

アブストラクト・ペインティング

抽象画は小作品から大作まで、たくさん展示されていました。
個人的にはこのシリーズが一番好きです。

展示空間

フォト・ペインティング

新聞や雑誌の写真、家族の写真などをキャンバスに描いた「フォト・ペインティング」シリーズ。
近づいてみると筆致が見て取れる油絵作品です。

ゲルハルト・リヒター《エラ(CR: 903-1)》2007年 作家蔵

《エラ(CR: 903-1)》※Detail

ゲルハルト・リヒター《モーターボート(第1ヴァージョン)』1965年 作家蔵

カラー・チャート

ゲルハルト・リヒター《4900の色彩》2007年

《4900の色彩》※Detail

グレイ・ペインティング

プリント作品

ゲルハルト・リヒター《8人の女性見習看護師(写真ヴァージョン)》1966-1971

ゲルハルト・リヒター《ストリップ》2013-2016年

ドローイング

左右の展示で額装を変えておりました。

多様な作品がコンパクトに展示されていて、リヒターの作品の全体像を味わえる展覧会でした。
密度がとても濃く、鑑賞体験としては濃度の濃いものになりました。

巡回展として、豊田市美術館での展示も決まっています。
空間の広い豊田市美で改めて見てみたいと思いました。

概要

ゲルハルト・リヒター展

会場:東京国立近代美術館
会期:2022年6月7日~10月2日
時間 10:00~17:00(金土〜20:00)※入館は閉館30分前まで。
休館日 月(7月18日、9月19日は開館)、7月19日、9月20日
観覧料 一般 2200円 / 大学生 1200円 / 高校生 700円 / 中学生以下無料