安喜万佐子「 暁の石/沈黙の水鏡」
安喜万佐子さんの個展にお伺いしました。会場はアートコンプレックスセンターです。

今回の個展では、100坪ほどの広い会場に多くの新作近作を展示するなか、学生の頃に描いた一対の「風景画」を置くことにしました。
あれから、「世界」は変わったのでしょうか。日々、生まれてくるものと地上から去ってしまうもののヒリヒリとした循環のなか、無くなった国境もあれば、新しい国の名が地図に現れることもあり、使われなくなった言葉や棲めなくなった地があれば、行くことの叶わなかった場所を世界の裏側から覗けるようにもなりました。「技術」の「進歩」もますます勢いを増すことでしょう。
一方で、「日常」とみえているものがどんなに移ろおうとも、めまぐるしく社会が変わろうと、その反面に、<有限の身体を携えた人間と世界との関係>の深層は変わることなく静かに横たわっています。風景に晒され、土地をフロッタージュし、取材して歩き、そして描き続ける中で、それはひょっこりと顔を出すのです。安喜万佐子
大きな作品が広い会場で整然と並んでいました。
特に松林図の作品にプロジェクションマッピングしたインスタレーションが素晴らしかったです。
