GINZA SIXで開催されていた「アートをギフトに贈るクリスマス」。
1点モノのアート作品が展示販売されている企画でしたが、その中でキラリと光る作品を見つけたのが画家・小林正人さんの《この星のモデル》シリーズ2作品でした。
小さな作品でしたが、筆を使わずに、直接手を使って描かれた小林正人さんらしい作品です。
見たことはありませんが、支持体もご自身で組み立てるそうです。写真左の作品《この星のモデル#39》は支持体がとっても不思議で、板の上にキャンバスを貼り付けていて、所々釘が刺さっていて意味が分かりません。通常キャンバスを裏側で木枠に止めますが、正面から止めているということでしょうか・・・。
作品は絵の具が薄く塗られた場所もあれば、部分的に厚く塗るところもあって小さなキャンバスの中にも凝縮された世界がありました。
思わず「我が家へ!」と思いましたが作品価格を見て躊躇してしまいました。名声のある作家さんの価格は高いですね、若手の作家とは桁がひとつ違います。
それでも、作品を見ているうちにたくさんの何かが埋め込まれているような気がして、目眩がするような高揚感に襲われてきます。
最近知ったのですが、小林正人さんは東京芸術大学美術学部絵画科の教授でもありますが、若手画家やましたあつこさんの恩師に当たるそうです。作品を見ても影響を感じます。
筆者はやましたあつこさんの作品が大好きなのでコレクションしていますが、小林正人さんの作品を隣に置いて鑑賞したい欲求に駆られました。お金貯めていつの日か収蔵したいと思いました・・・。