井田大介 「Photo Sculpture」
井田大介さんの個展「Photo Sculpture」にお伺いしてきました。会場はアーツ千代田3331内にあるギャラリー「3331 Gallery」です。不思議な色の床だなぁ・・・というのが最初の印象ですが、こちらはスマホアプリを使った仕掛けに必要な役割を担ったデザインのようです。
備え付けのipadとは別に、鑑賞者のスマートフォンに専用アプリをインストールすれば、2Dデータを読み込んで3Dの「地獄の門」が出てくる仕掛けも用意されていました。
冒頭からバーチャルな作品の展示風景を紹介しましたが、リアルな作品も展示されています。
本展のモチーフはロダンの「地獄の門」です。以前にも「3331アートフェア」で作品を拝見していたシリーズ《Photo Sculpture「The gates of hell」》シリーズです。
1つの作品中に2Dと3Dが同居して、良い感じの形状を構築しています
作品価格が思いのほか高かったのですが、ギャラリーの方が「製作工程が複雑なんです・・・」というお話しをされていたのが印象的でした。質感の出し方が上手いですね。
常に新しいチャレンジに取り組んでいるような印象を受ける作家、井田大介さん。
独自の世界を着実に構築しているような印象で、次回への期待も膨らんでいきます。
名作の引用ということに加えて、井田さんの色がもっと見えてくるともっと良いなぁと感じました。
概要
井田大介 個展
「Photo Sculpture」
会場: アーツ千代田3331「3331 Gallery」
日程: 2018年09月22日(土)〜2018年10月14日(日)
備考: ※9月23日(日)にトークイベントとオープニングパーティーを開催。
時間: 11:00-20:00
休み: 会期中無休
料金: 入場無料