【グループ展】Seven Fresh Green@小林画廊(移転前最終展)

小林画廊で行われていたグループ展「Seven Fresh Green」にお伺いしてきました。取り扱い作家7名による展示です。

何と小林画廊さん、銀座7丁目から移転するそうで、こちらの展示が移転前では最後になるそうです。次はどういった場所になるでしょうか・・・。

田中武

道路に面したショーウィンドウに大作を展示されていたのが田中武さんの作品。

馬、傘、ピンクのタイツ、サングラス、ヘッドフォン・・・、組み合わせの素晴らしさが秀逸で黄金にも見える背景も含めてエキサイティングな作品。大作過ぎて手が出ませんが小品だったら間違いなく収蔵検討したくなる作品。躍動感があって素晴らしい作品です。

「蒼き馬」麻紙・アクリル絵の具・水晶末顔料 194×224cm 2018年 (237.6万円)

馬の絵って難しいんですよね、こちらの小品も良いですね。

「跳ぶ」2018 麻紙、アクリル絵具 45.5×37.9cm

空間構成力と画力がある作家さんである印象。

澁澤星

「インドのカーテン」 岩絵具、金泥、コンテ、和紙 33.4 x 24.3 cm

髙屋永遠

中央:「無題(その特定の自由意志において)」 2018年 油彩、キャンバス 91×72.7cm

 

谷保玲奈

 

左:「シャガ」 右:「バラの葉」2018 岩絵具、雲肌麻紙 24×33.5cm

 

横内里奈

横内里奈さんははじめて見る作家さんでしたが、味があって非常に面白いですね。

左:「集」 中央:「集」 右:「少女A」2018 油彩、キャンバス

若手の作家さんのようですが、譲らない自分の世界を持っているようです。注目したい作家さんです。

左:個 右:個々 いずれも2018年

 

田中千智

田中千智さんの作品も新作を含めて何点か展示されていました。

田中千智さんは基本はぶらさずに、しかし色んな引き出しをお持ちで楽しいですね。

「前を見つめる人」2018年

「出来れば穏やかに暮らしたい」2018年

「深い霧の森」2018 アクリル、油彩、キャンバス 40.9×31.8cm

筆者も大好きな作家さんの1人です。

秋山泉

秋山泉さんの作品には驚かされました。

鉛筆1本で描かれた2つの作品は、実際に観ると紙焼きしたモノクロ写真のような、鉛筆を感じ無いクオリティ。

大きな作品で迫力もって、時間を掛けて鑑賞させて頂きました。

【静物Ⅲ】2018 鉛筆、紙 45.5×37.9cm

まとめ

作家さんの幅が広く、楽しみや味わいの深い展覧会でした。

小林画廊さんの新天地での今後にも期待していきたいと思います。

概要

「Seven Fresh Green」
出品作家:秋山泉、澁澤星、高屋永遠、田中武、田中千智、谷保玲奈、横内里奈

会場:小林画廊(東京都中央区銀座7-5-12)
会期:2018年5月15日(火)~25日(金)
営業時間:平日10:30~18:30
土曜10:30~17:00
日曜休廊