【コミッション】絵画制作をお願いしてみた〜画家「谷口正造」氏の場合

コミッション(commission)

アートを購入する方法は展示されている作品をそのまま購入するだけではなくて、直接作家さんにオーダーして書いて頂く方法もあります。

「コミッション」とか、「コミッションワーク」と言うそうです。

インターネットの普及によって、メールやSNS経由で直接作家さんの情報を取れる現代です。ほとんどの作家さんは公式サイトやTwitter、Instagramなどのメディアを横断的に活用していますので、それらを通じたコミュニケーションが可能な時代なのです。

注文してみた

筆者が最近行ったコミッション制作依頼の経緯をまとめてみました。

今回は、奈良美智さんにも評価されている作家「谷口正造」さんにお願いしました。

以前、別の作家さんの100号作品をほとんど同じように再製作頂き、10号にして譲って頂いた経験もありますが、最初からフルオーダーで作品製作をするケースでのご紹介です。

コミッション依頼における「確認ポイント」

今回コミッション製作を依頼した際に確認した点は下記となります。

作家さんのサイトにある問い合わせフォームやメール、TwitterやInstagramのDMなど、取れる方法でメッセージを送ることから始めます。

連絡が取れたあと、確認するポイントは下記です。

1)制作の可否

そもそもコミッション依頼して制作を受けて頂けるのか?と言う基本的な確認が最初に必要です。展覧会の前や大型の休み、海外渡航など様々な状況に左右されるため、現実的に制作できる時間があるか?と言う問題からスタートします。

筆者の経験では現状ありませんが、そもそもそういった依頼を受け付けていない、ということもありそうです。

スケジュール的な問題で断られた作家さんから、今後制作する新作を最優先して紹介し、予約も出来るようなご厚意を頂いた経験もあります。作家さんへの連絡は、好意的なものであれば基本的に歓迎されます。遠慮無くどんどん聞いてみると良いでしょう。

2)価格の確認

気になるのは依頼作品の金額です。

展覧会などで作家さんのおよその金額が分かっている場合は、こちらの予算をお伝えする形が良いかも知れませんし、ストレートにサイズ別の金額などを確認するのも良いかも知れません。支払いの方法やタイミングについても確認しておく必要があるでしょう。

3)サイズの確認

アート作品はサイズが大きくなればなるほど、価格も上昇します。部屋やオフィスに飾る場所を確認して適正に収まるサイズを確認しましょう。また、横型、縦型、正方形、円形、特殊形など、キャンバスをどう使うか?という問題も起こってくるでしょう。

もちろん好みによってチョイス出来ることもあるでしょう。作家さんのスタイルなどもあるかと思います。こちらも相談してみましょう。

4)作品の確認

最も重要なのが、どういった作品を描いて欲しいか?と言う点です。風景画なのか、似顔絵なのか、モチーフを決めるのか、作品内容やイメージを伝えることは無数に存在するでしょう。作家さんとして依頼を受けられるか?ということもありそうですね。失礼にあたらないような伝え方で、こちらのイメージを正確に伝える言葉を使うように心がけたいです。

今回私がお伝えしたのが、モチーフ、カラーの作品、キャンバスの使用と言う要素でした。その他はお任せ。作家さん側にある程度の自由に描いて頂くような形でお任せすることを意識しました。

5)スケジュールの確認

当然ですが、コミッション製作をオーダーした場合その時点から製作がはじまるため、一定の作品製作期間が必要です。急ぎで作品が欲しい場合はスケジュールの確認が必要でしょうが、筆者の場合はスケジュールの期限は切らないようにしております。ゆっくりと納得のいく作品製作をして欲しいと思いますし、良い作品を作って欲しいという願いがあるからです。

作品到着

さて、オーダーしてらしばらく時間が経過。まずはメールの方で「完成!」の知らせが届きました。同時に添付されていた作品の画像も拝見。イメージしていた内容に近くまずは安堵です。

そのご自宅に到着下のが下の画像です。梱包されたダンボールにイラストが記載されていてうっすらと「光る馬」の絵が描かれているのが分かります。

プチプチを取ると、ご覧のようにイラストの全貌が明らかになります。

さらにダンボールを取ると写真で送られてきた作品の一端を確認することが出来ます。

なにやら封筒に手紙らしきみたいなものも発見しました。

開けてみるとポストカードが2枚、イラスト付の直筆メッセージも1枚入っておりましてビックリ。温かいメッセージはとっても嬉しかったです。

作品名「orange」

写真では確認出来無かった作品のディテールに心地良さを感じます。

キャンバスにアクリル絵の具、鉛筆、色鉛筆を使用しており、定着スプレーで処理されています。

イメージに近く、さらに想像を超える部分もあって嬉しい限りです、ありがとうございました。

大切に飾っていきたいと思います!

まとめ

美術作家さんとの距離が近くなり、作品製作の依頼が気軽にオンラインで出来る時代になりました。気に入った作家さんがいて作品に興味を持ったら現在入手可能な額品があるか?決まっている展示会の予定はあるか?コミッション製作(オーダー)は可能か?

など、色々聞いてみると良いでしょう。作家さんはご自身のファンに対しては好意的に捉えてくれますので、思わぬラッキーなことに遭遇するかも知れませんよ!

額装した記事はこちらです。